〒144-0047 東京都大田区萩中2丁目8-10 ポンテドゥーエ1F
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2025年9月12日
こんにちは。【きっずぽーと小児・矯正歯科クリニック】です。
「妊娠や出産で歯がボロボロになる」という話を耳にしたことはありませんか?
実際には、赤ちゃんに栄養を取られることで歯や骨が弱くなることはありません。
ただし、妊娠や出産を経ると、体にはさまざまな変化が起こります。
お口の中にも変化が現れ、むし歯や歯周病などのリスクが高まることは事実です。
ここでは、妊娠中に起こるお口の変化についてご紹介します。
歯周病とむし歯は、細菌による感染症で、重症化すると歯を失うことになる病気です。
妊娠中は女性ホルモンの分泌が活発になります。
これらのホルモンはむし歯菌や歯周病菌のエサとなるため、お口の中で細菌が繁殖しやすくなるのです。
また、体調の変化で食事や歯磨きなども不規則になる時期は、お口の環境が悪化しないようケアをしていくことが大切です。
つわりがひどく、歯磨きが辛い時は洗口などをして、体調の良い時に丁寧に歯磨きをするようにしましょう。
さらに妊娠によって味覚が変化して、食べる物も偏ることがあります。
以前より甘いものを好むようになると、甘いものに含まれている「糖」をエサに、細菌が増殖しやすくなります。
つわりの時期に酸味の強いものをよく食べるようになると、お口の中が酸性となり歯が溶けやすい状態となるため注意が必要です。
むし歯や歯周病が悪化すると、歯を支えている組織が溶かされて歯がグラグラします。
妊娠中であっても歯科治療は可能ですが、妊娠初期や後期では、本格的な治療はできない可能性があります。
妊娠中にむし歯や歯周病にならないためにも、「予防」に取り組みましょう。
むし歯や歯周病は、適切なケアで予防することができます。
出産後は赤ちゃんのお世話などで忙しくなり、ご自身の通院を後回しにしてしまう方も少なくありません。
健康な口腔状態で出産の日を迎えるためにも、お一人お一人に合った「予防ケア」を行うことが大切です。
【きっずぽーと小児・矯正歯科クリニック】は、大田区の妊婦歯科健康検査の実施医療機関です。
妊婦さんの不安を軽減するため、経験豊富なスタッフが丁寧に対応いたしますので、どのようなお悩みでもお気軽にご相談ください。
京急空港線「糀谷駅」から徒歩5分と駅から近く、専用の駐輪場もご用意しています。
2025年9月8日
【きっずぽーと小児・矯正歯科クリニック】です。
つわりがひどくて、何も食べられないという方はいらっしゃいますか?
空腹になると吐き気を感じる方もいれば、食べると気持ちが悪くなって吐いてしまう方など、つわりの程度や症状はお一人お一人で異なります。
「赤ちゃんのためにも食べないと」と無理して食べようとする方もいらっしゃいますが、食べられるときに食べられるものを選ぶことが大切です。
つわり中は脱水症状を防ぐために、水分の多いものを選ぶのがおすすめです。
水分が多いと消化しやすくなり、胃への負担も抑えられます。
匂いや刺激で吐き気を引き起こすことがあるため、食べやすいものを選ぶようにしましょう。
つわりがひどいときでも、食べやすいとされているのが、冷たいものや酸味のあるものです。
フルーツ類は、水分が多く酸味もあるためお口の中がさっぱりして、つわりの時期でも食べられたという方が多くいらっしゃいます。
また、冷たいものは口当たりもよいので、アイスクリームやヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめです。
アイスクリームやヨーグルトを追加することで、糖質、水分、タンパク質、カルシウム、脂質等を摂ることができます。
糖を多く含むため、食べた後は歯磨きをしてください。
無理な場合は、うがいだけでも効果が期待できます。
つわり中は、胃腸への負担を軽減しながら栄養をしっかり補えるよう、消化に良い主食を選ぶことが理想的です。
けれども、炊き立てのごはんは、においが気になって食べられないという方が少なくありません。
そんな時には、冷たいうどんやそうめんがおすすめです。
冷やすことで香りが和らぎ、のどごしもよくなります。
さらに、レモンや梅干しをトッピングすると、酸味が加わってより一層食べやすくなります。
妊娠中の食事はバランスも重要ですが、無理せずに食べることが大切です。
当院では、管理栄養士・栄養士がつわり中の食事に関するアドバイスを行っています。
歯科医院としてお口のケアについてのお悩みにもお応えしますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
【きっずぽーと小児・矯正歯科クリニック】は、京急空港線「糀谷駅」から徒歩5分の便利な立地にある歯科医院です。
出産後もお子さまと一緒に楽しく通えるよう、さまざまな工夫を凝らしています。
2025年9月5日
大阪大学の高橋克志先生らの研究グループは、先天的に歯が足りない「先天性欠如歯(無歯症・少数歯症)」の治療を目指す新しい薬を開発しました。
研究では、歯の発生に「USAG-1」というタンパク質が関わっており、これは歯の成長を抑える働きを持っています。
USAG-1を抑えることで歯の数が増えることをマウス実験で確認しました。
さらに、この仕組みを応用して薬剤を作り、先天性欠如歯のモデル動物で歯の形成が回復することが示されました。
従来の入れ歯やインプラントと違い、自分自身の歯を再生できる薬は「根本的な治療」となる可能性があります。
今後、低年齢児の先天性欠如歯に対して実際の臨床応用が期待されています。
先天的に歯が生えてこない子どもたちにとっては、これまで大人になるまで有効な治療法がなく、食事や成長に影響が出ることもありました。
歯を再生できれば、生活の質は大きく改善されます。
さらに、この薬は将来的に「第3の歯(永久歯の次の新しい歯)」を作り出す可能性もあり、高齢者のむし歯や歯の喪失への治療にも役立つと期待されています。
現在は、安全性の確認を終えて、現在はヒト用に改良した薬の開発が進んでおり、すでに第1相臨床試験の準備段階に入っています。
世界で初めての「歯を再生する薬」として、2030年ごろの実用化を目指して開発が加速しています。
Development of a new antibody drug to treat congenital tooth agenesis K Takahashi, H Kiso, E Mihara, J Takagi, Y Tokita, A Murashima-Suginami.
PMID: 39389160 DOI: 10.1016/j.job.2024.10.002
今回ご紹介した研究は、将来的に歯の再生医療につながる大きな一歩です。
これを受けて当院でも、今後の研究動向を注視しながら、地域の皆さまの「歯の健康寿命」を延ばすための取り組みを進めてまいります。
最新の情報をいち早く取り入れ、地域のお子さんやご家族に安心していただける口腔ケアを続けてまいります。
2025年8月4日
2022年に日本歯科医学会が行った「子どもの食事に関する調査」によると、多くの保護者の方が「うちの子は噛む力が弱い」「食事にすごく時間がかかる」といった悩みをもっていることがわかりました。
お口の機能は、食べる・話す・呼吸するなど、日常生活に欠かせない大切な働きをしています。
中でも「唇をしっかり閉じる力」や「舌の力(舌圧)」「噛む力(咬合力)」などは、食事のしやすさや、食べ物をしっかり噛み砕く力に関係しています。
これまで、さまざまな研究でこれらの口腔機能の重要性が示されてきましたが、「DIOF(Disorders of Ingestive Oral Function:摂食に関する口腔機能の障害)」という状態については、あまり詳しい研究がされてきませんでした。
このような背景から、「DIOFがあるお子さん」と「そうでないお子さん」とで、咀嚼(食べ物を噛む)ときの筋肉の動きにどのような違いがあるのかといった論文が発表されました。
5〜6歳の子ども41名を対象に、噛むときの筋肉の動きを調べる研究を行いました。
この研究では、色が変わる特別なガムを噛んでもらいながら、コードレスの測定器で「咬筋(こうきん)」と呼ばれる頬の筋肉の動きを記録しました。
また、保護者の方には「お口の機能に関するチェックリスト」に答えていただき、お子さまがDIOFかどうかを歯科医師が判断しました。
その結果、DIOFと診断された子は、そうでない子と比べて、「噛む回数のリズム」や「筋肉の使い方」が明らかに少ない傾向があることがわかりました。
ところが、噛む時間や間隔といった“見た目”では、あまり差が見られなかったのです。
つまり、見た目ではわかりづらいけれど、筋肉の動きにはしっかりとした違いがあることが、この研究から明らかになりました。
こうした研究から、ガムなどを使ったトレーニングや測定が、DIOFの早期発見・サポートに役立つと期待されています。
参照:Investigation of the mechanism of chewing movement in children with developmental insufficiency of oral function. Ikeda Risa, et al. Pediatric Dental Journal 33(1) 61-68(2023.04)
当院でも、噛む力を育てる「ガムトレ」に力を入れています!
楽しみながら取り組める方法で、お子さまのお口の発達をしっかりサポートしていきます。
「うちの子、ちゃんと噛めているかな?」 「うちの子は噛む力が弱い」、「食事にすごく時間がかかる」と気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!
2025年7月24日
2023年1月、日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4学会が合同で「フッ化物配合歯磨剤の推奨される使用方法」に関する提言を発表しました。
日本ではむし歯の数は徐々に減ってきているとはいえ、今なお多くの方が未治療のむし歯を抱えています。
実際、大人の約3人に1人はむし歯の治療が済んでいないというデータもあります。
そんなむし歯予防に効果的なのが「フッ化物(フッ素)」です。
世界中で75年以上使用され、その効果と安全性が科学的に認められています。
現在では、フッ化物入りの歯みがき粉が日本でも一般的に使われています。
近年、研究が進み、フッ化物配合歯磨剤のより効果的な使い方がわかってきました。
学会では次のような使用法を推奨しています。
・歯磨き粉の量は「米粒程度」(1~2mm)
・フッ素濃度は900〜1000ppm
・1日2回、特に就寝前の歯みがきを習慣に
・みがいた後はティッシュなどで拭き取る
・歯みがき粉は子どもの手が届かない場所へ
・歯科での専門的なアドバイスを受けましょう
・歯磨き粉の量は「グリーンピース1粒分」(約5mm)
・フッ素濃度は900〜1000ppm
・1日2回の歯みがきを推奨(就寝前も含む)
・うがいは少量の水で1回のみ
・適切な量が出せない場合は保護者がサポート
・歯磨き粉の量は「歯ブラシ全体」(約1.5〜2cm)
・フッ素濃度は1400〜1500ppm
・1日2回(就寝前も含む)
・歯みがき後は軽く吐き出し、うがいは少量の水で1回のみ
・チタンなどの歯科材料が入っていても使用OK
フッ素の濃度が高いほどむし歯予防効果も高まりますが、特に小さなお子さまの場合は「年齢に応じた適切な量や濃度」で使うことが大切です。
乳幼児期はフッ素症のリスクにも配慮しながら、メリットを最大限に活かした使い方をしましょう。
また、子どもが誤って飲み込んでしまわないよう、保管場所にも注意が必要です。
安全性に配慮された子ども用製品も多くありますが、購入時にはフッ素濃度の表示をしっかり確認してください。
現在、日本では1450ppmの子ども向け高濃度製品が少ないため、今後の普及が期待されています。
フッ素の使い方が不安な方、歯みがきにお悩みのある方は、ぜひお気軽にご来院ください。
当院では、日々の歯みがきの指導はもちろん、フッ化物の歯面塗布やフッ化物洗口の方法についても丁寧にアドバイス・実施しております。
お子さまのむし歯予防をはじめ、ご家族みなさまのお口の健康を守るお手伝いをしています。
初めての方でも安心してご相談いただけるよう、やさしくわかりやすい説明と、丁寧なご案内を心がけております。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
2025年7月17日
鹿児島大学病院小児歯科の稲田講師らの研究グループは、朝日大学の齊藤教授、海原准教授らと共同で、「あいうべ体操」の子どもの「お口ぽかん(口唇閉鎖不全)」に対する有効性を明らかにしました。
参照:鹿児島大学|子どもの”お口ぽかん”に対するお口の体操の効果を明らかに お口の体操で唇を閉じる力が強くなり、口元の形が改善します>
3~4歳児123名が1年間、幼稚園で毎朝36セットの「あいうべ体操」を実施しました。
「あいうべ体操」とは「あ・い・う」と口を動かし、最後に「べ」と舌を突き出す体操です。
体操をした子どもたちは口唇閉鎖力がより強くなり、口元も引き締まりました。
体操をしなかった子どもと比較すると、体操をした子どもは「お口ぽかん」が見た目にも改善されました。
日本人の子どもたちを対象として、お口ぽかんの有病率を調べた我々の過去の研究では、3歳から12歳までの子どもの30.7%がお口ぽかんの状態であること、その有病率は年齢とともに増加すること、さらに、自然に改善することが期待しにくい習癖であること報告されていました。
この研究では、あいうべ体操をしなかったグループでは、上唇、下唇、上下唇いずれもより前に出る傾向があり、お口ぽかんの状態が見た目でも分かりやすくなる可能性が示唆されました。
このことから、お口ぽかんは積極的に対応するべき歯科の病気であると言えます。
お口ぽかんは、口腔乾燥・むし歯・歯並びの悪化などを引き起こすため、早期の対応が必要です。
この研究で「あいうべ体操」が有効であることが示され、子どもの口腔機能の訓練の重要性が改めて確認されました。
今後は、子どもの口腔機能の発達支援に役立つ体操や訓練の効果検証をさらに進め、健やかな成長を支援していく方針です。
当院では、虫歯だけではなくお口の機能管理にも力を入れています!
お子さまの「お口ぽかん」を改善するため、「あいうべ体操」などのを活用し、口元の筋肉を鍛える取り組みを行っています。
これにより、むし歯や歯肉炎の予防はもちろん、歯並びや全身の姿勢にも良い影響を与えます。
成長に大切なお口の健康を守るため、ぜひお気軽にご相談ください!
2025年7月14日
こんにちは。
大田区の歯医者【きっずぽーと小児・矯正歯科クリニック】です。
つわりの影響で、思うように歯が磨けずに困っていませんか?
歯磨きができないと、むし歯や歯周病にかかるのではないかと心配になりますよね。
ここでは、つわりの時期の歯磨きについてお話しします。
つわりで歯が磨けないときは、次の方法を試してみましょう。
「食べたら磨く」が基本ですが、つわりの時期は無理せずに体調のよい時間に出来る範囲で磨くようにしましょう。
ただし、睡眠中は唾液の分泌量が低下するため、むし歯になるリスクが高まります。
そのため、夜寝る前は、出来るだけ歯を磨くよう心掛けましょう。
つわりの時期は、喉の奥がデリケートな状態になっています。
刺激を抑えるために、下向き気味で歯を磨いたり、歯ブラシを横から入れたりするのがおすすめです。
つわりがひどいときは、頬の内側に歯ブラシが当たるだけで吐き気をもよおすこともあります。
つわりの時には、圧迫感を減らすためにヘッドの小さい歯ブラシを使用するのがおすすめです。
また、つわりで味覚が変わって、今まで使っていた歯磨き粉の味が気持ち悪いと感じてしまう方もいらっしゃいます。
歯磨き粉を変えることで、吐き気が軽くなる場合もあります。
歯磨きが難しいときは、洗口液を使ってお口の中をさっぱりさせてみてください。
洗口液は、お口の中を清潔にしたり、口臭を防いだりする目的で使用します。
お口に含んで全体に行き渡らせてから口をすすぐことで、歯垢や食べカス、汚れなどを洗い流します。
※洗口剤は補助的に使用し、1日に1回は歯ブラシで歯を磨きましょう。
妊娠中は、ホルモンバランスの乱れによって「妊娠性歯肉炎」になるやすい時期であったり、食生活の変化やつわりによる影響から、妊娠前よりもむし歯になりやすいとされています。
つわりがある時期は、お口のケアが思うようにできないことでストレスを感じることもあるでしょう。
妊娠中にむし歯になっても、妊娠中期になり体調が安定すれば治療を受けることは可能ですので、過度に不安になることなく、できる範囲でお口のケアを続けることが大切です。
【きっずぽーと小児・矯正歯科クリニック】は、妊娠中のお口のケアだけでなく、出産後のお子さまのお口の健康もしっかりとサポートします。
歯やお口の健康に関するお悩みや気になることがありましたら、お一人で抱え込まず、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
2025年7月10日
実際に、世界中の研究をまとめた結果、むし歯の原因菌(ミュータンス菌)は、保護者から子どもへ感染するという科学的根拠があることがわかっています(da Silva Bastos VA et al., 2015)。
特に、食べ物の口うつしやスプーン・箸などの共有によって菌がうつりやすくなると考えられており、子どものお口の中にいる菌のタイプがお母さんと一致するという報告も多くあります。
また、このミュータンス菌には、むし歯の発生や進行に関わるさまざまな特徴があるため、早い時期に感染することは将来のむし歯リスクを高めるといわれています。
2023年12月に日本小児歯科学会からも、以下のような注意喚起がありました。
「むし歯のリスクを下げるために」
食べ物の口うつしや、スプーン・箸の共有はできるだけ避けましょう。
保護者の方自身のお口の健康管理を行うことが大切です。
つまり、むし歯菌の感染を防ぐには、食具の共有を避けるだけでなく、養育者がむし歯や歯周病のない清潔なお口で子育てをすることが、子どものむし歯予防につながるとされています。
お子さまのむし歯予防は、ご家族のお口の健康から始まります。
当院では、お子さまだけでなく、保護者の方や妊娠中のお母さん(“マイナス1歳”から)の健康チェックや予防ケアにも力を入れています。
「お母さん・お父さんのむし歯が減ると、子どものむし歯リスクもぐんと減る!」
ご家族みんなで、笑顔でむし歯ゼロを目指しましょう。
参照:「乳幼児期における親との食器共有について」2023年12月8日公益社団法人日本小児歯科学会
da Silva Bastos VA et al., Mother-to-child transmission of Streptococcus mutans: a systematic review and meta-analysis. J Dent. 2015 Feb;43(2):181-91.
2025年7月1日
離乳食が始まると、食べられるものがどんどん増えて、お子さんとの食事の時間がいっそう楽しくなりますね。
2025年6月25日
1歳6か月児は、平均すると16本の歯が生えていると言われていますが、実際には10本のお子さんもいれば、20本の子もいます。
お子さんそれぞれのペースがあります。
市販の離乳食には「対象月齢」がパッケージに書かれていますが、実際のお口の状態とピッタリ合うとは限りません。
例えば「1歳6か月から」と書かれた離乳食は、16本の歯が生えてモグモグ咬むことができる状態を前提に作られています。
でも、「うちの子はまだ10本なのに…」なんて焦る必要はありませんよ。
お口の発達も十人十色。ゆっくりで大丈夫です。
せっかくお母さんが工夫して用意した離乳食なのに、うまく食べてくれないとちょっとしょんぼりしますよね。
でも、その原因のひとつは「食形態が合っていない」のかもしれません。
対象月齢にこだわらず、お子さんのお口の状態や歯の本数に合わせて、少しずつステップアップしていくことが大切です。
さらに、離乳食の進み具合には「食具選び」も大きく関わっています。
スプーンは初期には浅め、後期には少し深めのものに変えていくと、お子さんの「食べる力」を引き出しやすくなります。
太めのグリップのスプーンは、お子さん自身の「にぎにぎの練習」にも役立ちます。
また、食事のときは、お母さんがスプーンをあちこち動かさずに、お子さん自身が上唇を使って「ハムっ」と食べる動きを練習できるようサポートしてあげてください。
この「ハムっ」という動きが、将来のお口の機能アップにしっかりつながっていきます。
お子さんがどの程度咬んで食べているかは、日々の食事風景をよく観察するのがポイントです。
すりつぶしたものをゴックンと飲み込むだけでなく、舌や歯茎でつぶしている様子が見えたら、次の段階の固さにチャレンジできます。
市販の「対象月齢」はあくまでも目安です。
お子さんのペースに寄り添いながら、楽しく離乳食を進めていきましょう。
焦らずに、お子さんの成長に合わせて工夫していくことが、笑顔あふれる食卓への秘訣です。
皆さんが安心して子育てを楽しめるように、しっかりサポートさせていただきます。
当院では食具も実際に用意しているので、ぜひ手に取って試してください。