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2025年6月18日
突然ですが、年齢を重ねるにつれて、母への感謝の気持ちがどんどん強くなっています。
私自身、初めて一人暮らしを始めたときに、食事や洗濯、掃除、光熱費の支払いなど、全てを自分でやらなければ生活できないことを痛感しました。
その時、「母は何も言わずに、私が困らないようにしてくれていたのだな」と思い、改めて感謝するようになったのです。
実は、歯学部4年生の時に小児歯科の授業で、「授乳は生まれ持った反射だけれど、食事はお母さんやお父さんが教えてくれて学んできたものです」と教わり、驚いた経験があります。
自分では当たり前に食事をしているつもりでしたが、実際には母が根気強く教えてくれたおかげだったと気づき、「母ってすごいな、ありがたいな」と素直に感じました。
前置きが長くなりましたが、今日は「授乳は反射、食事は学習」というお話をさせていただきます。
まず「反射」とは、自分の意思とは関係なく体が自然に起こす反応のことです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、外の世界に適応して生きていくために、さまざまな刺激に対する反射が備わっています。
例えば、赤ちゃんが生まれてすぐにおっぱいを飲めるのは、哺乳反射という、生きていくために必要な本能的な仕組みのおかげです。
ただ、この反射はだいたい生後4〜6か月で自然に消えていきます。
そして、その頃から離乳食がスタートし、食事を「学ぶ」時期に入ります。
いきなり大人と同じように食べられるわけではありません。
赤ちゃんは、成長やお口の発達に応じて、少しずついろいろな食感や味を体験しながら「食べる」ことを覚えていくのです。
この「学び」の期間こそが離乳食期なのです。
当院では、管理栄養士も在籍しており、お子さん一人ひとりのお口の発達状態に合わせて、離乳食の進め方や食事のアドバイスをしています。
「うちの子はまだこれが苦手なのかな」「どんなふうに練習させてあげればいいのかな」といったお悩みも、どうぞ遠慮なくご相談ください。
皆さんが安心して子育てを楽しめるように、しっかりサポートさせていただきます。