〒144-0047 東京都大田区萩中2丁目8-10 ポンテドゥーエ1F
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2025年11月27日
寒くなってきました!靴下を履いて部屋で走ると滑りやすく転んだり転倒したり歯をぶつけたり、唇を切ったりと口腔周囲の怪我に繋がりかねません。また外遊びも同じく服装がゴワゴワして来るので動きにくくなります。万が一(あっては欲しくないですが)そのような状態になりましたら、落ち着いてハンカチなどで傷口を押さえてください、また歯が抜けたか、見つからないときはそのまま探し続けるのではなく可能な限り早く歯科医院を受診しましょう。1時間以内がベストです!当院では急患対応も随時しておりますので、大切なお子様の万が一の時にもしっかり小児歯科専門医が対応させて頂きます。風邪やインフルも流行っています、美味しく食べてよく寝て免疫力もともにあげて行けたらいいですね。
2025年11月14日
こんにちは。
大田区の歯医者【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】です。
食べものを消化して栄養を吸収するためには、「噛む(咀嚼)」と「飲み込む(嚥下)」運動をくり返し行うことが必要です。
私たちは毎日「噛む」「飲み込む」という動作をくり返し行っていますが、これらは子どものころの食習慣や生活環境の影響を受けることがあります。
ここでは、子どもの「飲み込む力」の育て方についてお話しします。
「嚥下(えんげ)」とは、食べものを飲み込み胃の中に送り込むことです。
この飲み込む動作は、舌の動きと関係があります。
舌には噛み砕いた食べものを塊(食塊)にして喉の奥へ運ぶ働きがあります。
舌の位置や動かし方が適切でなければ、食べものをうまく飲み込むことができないのです。
飲み込む機能に問題があると、
・食事に時間がかかる
・食べられるものに偏りが出る
・十分な量を食べられない
・丸呑み
といった可能性があり、体重の減少や免疫機能の低下などにつながる恐れがあります。
また、舌の位置や動かし方によっては、歯に偏った力がかかり歯並びに影響を及ぼすこともあります。
舌の理想的なポジションは、舌の先が上の前歯の裏側に軽く触れていて、舌全体が上顎に密着している状態です。
舌が適切な位置にあると、唇や頬、顎の筋肉がバランスよく働きます。
また、舌を鍛えるトレーニングを日常的に実践することも効果的です。
「あ」「い」「う」「べ」の4つの音を発声するお口の体操「あいうべ体操」は、
くり返し行うことで、唇や舌の筋肉が自然に鍛えられ、発音や飲み込む機能の発達が促されます。
当院では、お子さまのすこやかな成長のために、口腔筋機能療法(Myo Functional Therapy:MFT)に力を入れています。
MFTは、食べ物を噛み砕いて飲み込むだけでなく発音、呼吸、舌の位置、唇の状態などの改善を目的とし、さらにお口周りの筋肉バランスを整える療法です。
さらにMFTは、将来的に歯並びを悪くする原因となるお口のクセも改善できるため、矯正治療と併用することで、よりよい効果を得られます。
お子さまの食べ方や飲み込み方に気になる様子がある場合は、ぜひお気軽にご相談ください。
【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】は、京急空港線「糀谷」駅から徒歩5分です。
2025年10月15日
「ねえねえ、大久保先生、歯医者さんってみんな同じなの?」
「うーん、そう思う人も多いかもね。でも実は、“子ども専門”の歯医者さんもいるんだよ!」
小児歯科専門医は、赤ちゃんから思春期までの子どもたちを専門に診る歯医者さん。
虫歯を治すだけでなく、歯並びや噛み合わせのチェック、予防ケアなど、子どもの歯に関するあらゆることをサポートする“ヒーロー”のような存在です!
実は、とっても大変なのです!
歯科医師になったあと、大学病院などで小児歯科を専門的に学び、さらに日本小児歯科学会の専門医試験に合格しなければなりません。
日本全国に歯科医師は約10万人いますが、そのうち小児歯科専門医はわずか約2,000人(約2%)。
つまり、100人の歯医者さんの中に2人しかいない貴重な存在なのです。
「小児歯科専門医」は、お子さまの成長段階に合わせた治療やサポートができる“特別な歯医者さん”です。
安心して通っていただけるように、痛みや恐怖心への配慮も大切にしています。
当院では、院長と副院長が小児歯科専門医です。
専門的な知識と豊富な経験を活かして、成長期のお子さまの歯と笑顔をしっかりサポートしています。
お子さまの歯やお口のことで気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
小児歯科専門医が、お子さま一人ひとりに寄り添いながら、笑顔で通える治療をサポートいたします😊
2025年10月10日
こんにちは。大田区の歯医者【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】です。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化に伴ってむし歯や歯周病にかかりやすくなります。
特に、歯周病は重症化すると赤ちゃんにも影響をおよぼすため、しっかりと予防に取り組むことが大切です。
ここでは、妊娠中の歯周病に気を付けたほうがいい理由についてお話しします。
妊娠中は、プロゲステロンやエストロゲンといった女性ホルモンの分泌が増加します。
このホルモンバランスの変化により、歯ぐきへの血流が増え、歯ぐきが腫れやすくなることがあります。
さらに、歯周病菌は女性ホルモンをエサにして増殖するため、妊娠中のお口の中は歯周病にかかりやすい状態になります。
加えて、つわりや体調の変化で歯磨きが十分にできないことが重なると、歯周病が悪化しやすくなります。
歯周病が重症化すると、血管内で炎症性サイトカインが多く作られます。
炎症性サイトカインの分泌を抑えようとして、子宮収縮作用のある「プロスタグランジン」の分泌が促進されます。
そうなると、分娩時と同じように子宮の収縮が促されて、早産や低出生体重児出産を引き起こしてしまうのです。
1996年のアメリカの研究報告では、「歯周病は早産の危険因子の一つ」という発表があり、歯周病を患っている妊婦さんの早産または低出生体重児出産に対するリスクは、歯周病を患っていない方と比べて7.5倍とされています。
低出生体重児出産は、出生後に医療的ケアが必要となったり、発育や発達に遅れが出たりと、赤ちゃんへの影響は決して少なくありません。
歯周病は、予防によって発症リスクを下げられる病気です。
妊娠前、そして妊娠中もしっかりと予防に取り組み、お口の健康を維持しましょう。
当院は、大田区の妊婦歯科健康検査の実施医療機関です。
健康なお口で出産の日を迎えられるように、お一人お一人に合わせた予防ケアをご提案しますので、まずは検診にお越しください。
【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】は、京急空港線「糀谷駅」から徒歩5分の通いやすい歯科医院です。
出産後もお子さまと一緒に楽しく通っていただけますので、ご家族皆さまでぜひご来院ください。
2025年9月12日
こんにちは。【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】です。
「妊娠や出産で歯がボロボロになる」という話を耳にしたことはありませんか?
実際には、赤ちゃんに栄養を取られることで歯や骨が弱くなることはありません。
ただし、妊娠や出産を経ると、体にはさまざまな変化が起こります。
お口の中にも変化が現れ、むし歯や歯周病などのリスクが高まることは事実です。
ここでは、妊娠中に起こるお口の変化についてご紹介します。
歯周病とむし歯は、細菌による感染症で、重症化すると歯を失うことになる病気です。
妊娠中は女性ホルモンの分泌が活発になります。
これらのホルモンはむし歯菌や歯周病菌のエサとなるため、お口の中で細菌が繁殖しやすくなるのです。
また、体調の変化で食事や歯磨きなども不規則になる時期は、お口の環境が悪化しないようケアをしていくことが大切です。
つわりがひどく、歯磨きが辛い時は洗口などをして、体調の良い時に丁寧に歯磨きをするようにしましょう。
さらに妊娠によって味覚が変化して、食べる物も偏ることがあります。
以前より甘いものを好むようになると、甘いものに含まれている「糖」をエサに、細菌が増殖しやすくなります。
つわりの時期に酸味の強いものをよく食べるようになると、お口の中が酸性となり歯が溶けやすい状態となるため注意が必要です。
むし歯や歯周病が悪化すると、歯を支えている組織が溶かされて歯がグラグラします。
妊娠中であっても歯科治療は可能ですが、妊娠初期や後期では、本格的な治療はできない可能性があります。
妊娠中にむし歯や歯周病にならないためにも、「予防」に取り組みましょう。
むし歯や歯周病は、適切なケアで予防することができます。
出産後は赤ちゃんのお世話などで忙しくなり、ご自身の通院を後回しにしてしまう方も少なくありません。
健康な口腔状態で出産の日を迎えるためにも、お一人お一人に合った「予防ケア」を行うことが大切です。
【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】は、大田区の妊婦歯科健康検査の実施医療機関です。
妊婦さんの不安を軽減するため、経験豊富なスタッフが丁寧に対応いたしますので、どのようなお悩みでもお気軽にご相談ください。
京急空港線「糀谷駅」から徒歩5分と駅から近く、専用の駐輪場もご用意しています。
2025年9月8日
【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】です。
つわりがひどくて、何も食べられないという方はいらっしゃいますか?
空腹になると吐き気を感じる方もいれば、食べると気持ちが悪くなって吐いてしまう方など、つわりの程度や症状はお一人お一人で異なります。
「赤ちゃんのためにも食べないと」と無理して食べようとする方もいらっしゃいますが、食べられるときに食べられるものを選ぶことが大切です。
つわり中は脱水症状を防ぐために、水分の多いものを選ぶのがおすすめです。
水分が多いと消化しやすくなり、胃への負担も抑えられます。
匂いや刺激で吐き気を引き起こすことがあるため、食べやすいものを選ぶようにしましょう。
つわりがひどいときでも、食べやすいとされているのが、冷たいものや酸味のあるものです。
フルーツ類は、水分が多く酸味もあるためお口の中がさっぱりして、つわりの時期でも食べられたという方が多くいらっしゃいます。
また、冷たいものは口当たりもよいので、アイスクリームやヨーグルトと一緒に食べるのがおすすめです。
アイスクリームやヨーグルトを追加することで、糖質、水分、タンパク質、カルシウム、脂質等を摂ることができます。
糖を多く含むため、食べた後は歯磨きをしてください。
無理な場合は、うがいだけでも効果が期待できます。
つわり中は、胃腸への負担を軽減しながら栄養をしっかり補えるよう、消化に良い主食を選ぶことが理想的です。
けれども、炊き立てのごはんは、においが気になって食べられないという方が少なくありません。
そんな時には、冷たいうどんやそうめんがおすすめです。
冷やすことで香りが和らぎ、のどごしもよくなります。
さらに、レモンや梅干しをトッピングすると、酸味が加わってより一層食べやすくなります。
妊娠中の食事はバランスも重要ですが、無理せずに食べることが大切です。
当院では、管理栄養士・栄養士がつわり中の食事に関するアドバイスを行っています。
歯科医院としてお口のケアについてのお悩みにもお応えしますので、どのようなことでもお気軽にご相談ください。
【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】は、京急空港線「糀谷駅」から徒歩5分の便利な立地にある歯科医院です。
出産後もお子さまと一緒に楽しく通えるよう、さまざまな工夫を凝らしています。
2025年9月5日
大阪大学の高橋克志先生らの研究グループは、先天的に歯が足りない「先天性欠如歯(無歯症・少数歯症)」の治療を目指す新しい薬を開発しました。
研究では、歯の発生に「USAG-1」というタンパク質が関わっており、これは歯の成長を抑える働きを持っています。
USAG-1を抑えることで歯の数が増えることをマウス実験で確認しました。
さらに、この仕組みを応用して薬剤を作り、先天性欠如歯のモデル動物で歯の形成が回復することが示されました。
従来の入れ歯やインプラントと違い、自分自身の歯を再生できる薬は「根本的な治療」となる可能性があります。
今後、低年齢児の先天性欠如歯に対して実際の臨床応用が期待されています。
先天的に歯が生えてこない子どもたちにとっては、これまで大人になるまで有効な治療法がなく、食事や成長に影響が出ることもありました。
歯を再生できれば、生活の質は大きく改善されます。
さらに、この薬は将来的に「第3の歯(永久歯の次の新しい歯)」を作り出す可能性もあり、高齢者のむし歯や歯の喪失への治療にも役立つと期待されています。
現在は、安全性の確認を終えて、現在はヒト用に改良した薬の開発が進んでおり、すでに第1相臨床試験の準備段階に入っています。
世界で初めての「歯を再生する薬」として、2030年ごろの実用化を目指して開発が加速しています。
Development of a new antibody drug to treat congenital tooth agenesis K Takahashi, H Kiso, E Mihara, J Takagi, Y Tokita, A Murashima-Suginami.
PMID: 39389160 DOI: 10.1016/j.job.2024.10.002
今回ご紹介した研究は、将来的に歯の再生医療につながる大きな一歩です。
これを受けて当院でも、今後の研究動向を注視しながら、地域の皆さまの「歯の健康寿命」を延ばすための取り組みを進めてまいります。
最新の情報をいち早く取り入れ、地域のお子さんやご家族に安心していただける口腔ケアを続けてまいります。
2025年8月4日
2022年に日本歯科医学会が行った「子どもの食事に関する調査」によると、多くの保護者の方が「うちの子は噛む力が弱い」「食事にすごく時間がかかる」といった悩みをもっていることがわかりました。
お口の機能は、食べる・話す・呼吸するなど、日常生活に欠かせない大切な働きをしています。
中でも「唇をしっかり閉じる力」や「舌の力(舌圧)」「噛む力(咬合力)」などは、食事のしやすさや、食べ物をしっかり噛み砕く力に関係しています。
これまで、さまざまな研究でこれらの口腔機能の重要性が示されてきましたが、「DIOF(Disorders of Ingestive Oral Function:摂食に関する口腔機能の障害)」という状態については、あまり詳しい研究がされてきませんでした。
このような背景から、「DIOFがあるお子さん」と「そうでないお子さん」とで、咀嚼(食べ物を噛む)ときの筋肉の動きにどのような違いがあるのかといった論文が発表されました。
5〜6歳の子ども41名を対象に、噛むときの筋肉の動きを調べる研究を行いました。
この研究では、色が変わる特別なガムを噛んでもらいながら、コードレスの測定器で「咬筋(こうきん)」と呼ばれる頬の筋肉の動きを記録しました。
また、保護者の方には「お口の機能に関するチェックリスト」に答えていただき、お子さまがDIOFかどうかを歯科医師が判断しました。
その結果、DIOFと診断された子は、そうでない子と比べて、「噛む回数のリズム」や「筋肉の使い方」が明らかに少ない傾向があることがわかりました。
ところが、噛む時間や間隔といった“見た目”では、あまり差が見られなかったのです。
つまり、見た目ではわかりづらいけれど、筋肉の動きにはしっかりとした違いがあることが、この研究から明らかになりました。
こうした研究から、ガムなどを使ったトレーニングや測定が、DIOFの早期発見・サポートに役立つと期待されています。
参照:Investigation of the mechanism of chewing movement in children with developmental insufficiency of oral function. Ikeda Risa, et al. Pediatric Dental Journal 33(1) 61-68(2023.04)
当院でも、噛む力を育てる「ガムトレ」に力を入れています!
楽しみながら取り組める方法で、お子さまのお口の発達をしっかりサポートしていきます。
「うちの子、ちゃんと噛めているかな?」 「うちの子は噛む力が弱い」、「食事にすごく時間がかかる」と気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!
2025年7月24日
2023年1月、日本小児歯科学会・日本口腔衛生学会・日本歯科保存学会・日本老年歯科医学会の4学会が合同で「フッ化物配合歯磨剤の推奨される使用方法」に関する提言を発表しました。
日本ではむし歯の数は徐々に減ってきているとはいえ、今なお多くの方が未治療のむし歯を抱えています。
実際、大人の約3人に1人はむし歯の治療が済んでいないというデータもあります。
そんなむし歯予防に効果的なのが「フッ化物(フッ素)」です。
世界中で75年以上使用され、その効果と安全性が科学的に認められています。
現在では、フッ化物入りの歯みがき粉が日本でも一般的に使われています。
近年、研究が進み、フッ化物配合歯磨剤のより効果的な使い方がわかってきました。
学会では次のような使用法を推奨しています。
・歯磨き粉の量は「米粒程度」(1~2mm)
・フッ素濃度は900〜1000ppm
・1日2回、特に就寝前の歯みがきを習慣に
・みがいた後はティッシュなどで拭き取る
・歯みがき粉は子どもの手が届かない場所へ
・歯科での専門的なアドバイスを受けましょう
・歯磨き粉の量は「グリーンピース1粒分」(約5mm)
・フッ素濃度は900〜1000ppm
・1日2回の歯みがきを推奨(就寝前も含む)
・うがいは少量の水で1回のみ
・適切な量が出せない場合は保護者がサポート
・歯磨き粉の量は「歯ブラシ全体」(約1.5〜2cm)
・フッ素濃度は1400〜1500ppm
・1日2回(就寝前も含む)
・歯みがき後は軽く吐き出し、うがいは少量の水で1回のみ
・チタンなどの歯科材料が入っていても使用OK
フッ素の濃度が高いほどむし歯予防効果も高まりますが、特に小さなお子さまの場合は「年齢に応じた適切な量や濃度」で使うことが大切です。
乳幼児期はフッ素症のリスクにも配慮しながら、メリットを最大限に活かした使い方をしましょう。
また、子どもが誤って飲み込んでしまわないよう、保管場所にも注意が必要です。
安全性に配慮された子ども用製品も多くありますが、購入時にはフッ素濃度の表示をしっかり確認してください。
現在、日本では1450ppmの子ども向け高濃度製品が少ないため、今後の普及が期待されています。
フッ素の使い方が不安な方、歯みがきにお悩みのある方は、ぜひお気軽にご来院ください。
当院では、日々の歯みがきの指導はもちろん、フッ化物の歯面塗布やフッ化物洗口の方法についても丁寧にアドバイス・実施しております。
お子さまのむし歯予防をはじめ、ご家族みなさまのお口の健康を守るお手伝いをしています。
初めての方でも安心してご相談いただけるよう、やさしくわかりやすい説明と、丁寧なご案内を心がけております。皆さまのご来院を心よりお待ちしております。
2025年7月17日
鹿児島大学病院小児歯科の稲田講師らの研究グループは、朝日大学の齊藤教授、海原准教授らと共同で、「あいうべ体操」の子どもの「お口ぽかん(口唇閉鎖不全)」に対する有効性を明らかにしました。
参照:鹿児島大学|子どもの”お口ぽかん”に対するお口の体操の効果を明らかに お口の体操で唇を閉じる力が強くなり、口元の形が改善します>
3~4歳児123名が1年間、幼稚園で毎朝36セットの「あいうべ体操」を実施しました。
「あいうべ体操」とは「あ・い・う」と口を動かし、最後に「べ」と舌を突き出す体操です。
体操をした子どもたちは口唇閉鎖力がより強くなり、口元も引き締まりました。
体操をしなかった子どもと比較すると、体操をした子どもは「お口ぽかん」が見た目にも改善されました。
日本人の子どもたちを対象として、お口ぽかんの有病率を調べた我々の過去の研究では、3歳から12歳までの子どもの30.7%がお口ぽかんの状態であること、その有病率は年齢とともに増加すること、さらに、自然に改善することが期待しにくい習癖であること報告されていました。
この研究では、あいうべ体操をしなかったグループでは、上唇、下唇、上下唇いずれもより前に出る傾向があり、お口ぽかんの状態が見た目でも分かりやすくなる可能性が示唆されました。
このことから、お口ぽかんは積極的に対応するべき歯科の病気であると言えます。
お口ぽかんは、口腔乾燥・むし歯・歯並びの悪化などを引き起こすため、早期の対応が必要です。
この研究で「あいうべ体操」が有効であることが示され、子どもの口腔機能の訓練の重要性が改めて確認されました。
今後は、子どもの口腔機能の発達支援に役立つ体操や訓練の効果検証をさらに進め、健やかな成長を支援していく方針です。
当院では、虫歯だけではなくお口の機能管理にも力を入れています!
お子さまの「お口ぽかん」を改善するため、「あいうべ体操」などのを活用し、口元の筋肉を鍛える取り組みを行っています。
これにより、むし歯や歯肉炎の予防はもちろん、歯並びや全身の姿勢にも良い影響を与えます。
成長に大切なお口の健康を守るため、ぜひお気軽にご相談ください!