〒144-0047 東京都大田区萩中2丁目8-10 ポンテドゥーエ1F
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※電話受付は9:45~となります。
食事は私たちの健康に大きく関わります。食べ物をしっかりと噛んで栄養を摂取することは、健康的な毎日を送るために欠かせないことです。
しかし、近年は子どもたちの中で「やわらかいものばかり食べる」「あまり噛まずに飲み込んでいる」などのよくないクセが見られるようになってきました。
当院では、栄養士と歯科医師の視点から、この問題に取り組んでいます。お子さまのお口の健康から全身の健康につながる「食育」について、一緒に考えてみませんか?
生きるために大切な食事について、栄養面・安全面・調理方法などのさまざまな知識を深め、健康的な食習慣を身につけるための教育のことです。
大人はもちろん、特に成長段階にある子どもにとっては重要で、健康な生活や病気のリスク軽減にもつながります。
当院ではここに歯科医院としての知識と経験をプラスして、歯や舌、お口周りの筋肉などの役割についても 詳しくお伝えしています。
総合的な食育を通して、将来のお子さまの健康も見据えてサポートいたします。
お口に触れたものに、反射的に吸いつく時期です。おもちゃをくわえるなど、遊ぶ動作も見られます。
・まだ歯は生えていません。
授乳時に、浅くくわえる「浅飲み」にならないように気をつけましょう。
口に食べ物が入ったとき、口を閉じて舌でのどに送るということを身につける時期です。
下の前歯が生え始める子もいますが、個人差があります。
おかゆの上澄みや10倍粥、野菜を煮たスープ、つぶした豆腐などを、様子を見ながら食べさせ始めます。食べ物本来の味を活かして調理をしましょう。あげ方は、下唇にスプーンを置き、自分で上唇をとじるまで待ってあげます。赤ちゃんのペースよりも早くあげてしまうと、自分で食べる力が育たなくなります。
食べ物を舌と上顎でつぶすことを身につける時期です。
下の前歯が生えている子が多くなります。
7倍粥、かぼちゃなどの野菜をゆでてつぶしたペースト、絹ごし豆腐など、簡単につぶれるものにしましょう。
食べ物を前歯で噛み切ったり、歯ぐきですりつぶしたりすることを身につける時期です。
下の前歯が生え始める子もいますが、個人差があります。奥の歯ぐきが盛り上がってくる子もいます。
5倍粥、パンの白い部分、ゆでてやわらかい野菜、熟したバナナなどが適しています。手づかみを始めるなど、自分で食べることを覚えていきます。
前歯が上下4本ずつ生え、8本がそろいます。
下の前歯が生え始める子もいますが、個人差があります。奥の歯ぐきが盛り上がってくる子もいます。
やわらかく炊いたごはん、ゆでてやわらかい野菜、ひき肉などが適しています。少しずつ無添加の調味料を使い始めてもいい時期です。
食べ物を奥歯で砕くことを身につける時期です。
最初の奥歯(第一乳臼歯)や乳犬歯が生え始めます。
繊維が少なめの野菜、煮た魚、ひき肉など、少しずつ噛む力をつける食べ物が適しています。味を変えるために、少量のカレー粉やにんにくを使ってみてもよいでしょう。
乳歯でしっかり噛むことを身につける時期です。
最後の臼歯(第二乳臼歯)が生え、乳歯がすべて生えそろいます。
硬い食べ物も噛めるようになり、食べられるものの種類が増えます。ただし、噛む力はまだ弱いので、飲み込む際に喉につまらせないように気をつけましょう。
甘いお菓子やジュースなどは、糖分・油分・添加物のとりすぎやむし歯が心配です。おにぎりやパン、お茶など栄養補給ができるものにしましょう。
また、食べるタイミングや時間を決めると、ダラダラ食べることなく、1日の食事のリズムが整いやすくなります。
唾液が歯の再石灰化を促す時間が十分に確保されているため、歯が酸性環境にさらされている時間が短く、溶ける時間も少なくなります。その結果、むし歯になりにくい状態が保たれます。
「ダラダラ食べ」を続けると、むし歯のリスクが高まります。
そのため、食事と食事の間隔をしっかりと空け、歯が溶ける時間を短くすることが大切です。また、唾液による「再石灰化」の時間を十分に確保するよう心がけましょう。
むし歯の原因とされているのは、ミュータンス菌などの細菌です。これらの菌は、歯垢(プラーク)に含まれ、食べ物の糖やタンパク質をエサに酸を産出します。この酸が歯の表面のエナメル質にあるカルシウムやリンを溶かし、むし歯になるのです。
むし歯のなりやすさは、人がそれぞれ生まれ持った歯質や口の中の細菌の量などによって異なります。
歯は表面から、エナメル質、象牙質、セメント質の順にできています。歯質が強いとむし歯にはなりにくいといわれていますが、歯質が弱くても上手にケアすることでむし歯を防ぐことはできます。食事のときによく噛むことで唾液を多く出して再石灰化を促したり、定期的にフッ素塗布をして歯質を強化したり、可能なケアを続けましょう。
むし歯などの原因菌が潜む歯垢(プラーク)は、自分の歯磨きだけでは落としきることが難しいので、歯科医院で専用の機器を使ったクリーニングを受けることがおすすめです。。つまり、大人も子どもも、定期的な歯科医院でのクリーニングが効果的です。ご自宅でのケアは、フッ素入りの歯磨き剤を使って丁寧にブラッシングをしましょう。
食事が終わった後のお口は酸性に傾き、歯が溶けやすい状態です。そのままではむし歯になりやすいので、食べる時間を決めてダラダラ食べをやめたり、細菌のエサとなる糖分の少ない食事をしたり、むし歯予防につながる行動がおすすめです。
当院には管理栄養士・栄養士が在籍しているので、食事に関するお悩みにお応えいたします。
特にお子さまの食事に不安を感じる方も多いので、「どうしよう」「いいのかな?」と悩んだら、まずはご相談ください。
食べ物をよく噛んで食べることで、消化を助けて効果的に栄養を摂取できるようになります。そのために必要な歯とお口の健康も含めて、お子さまの現在と将来の健康的な生活のための「食育」に一緒に取り組みましょう。
当院では、赤ちゃんが生まれる前からお口の健康を考え、妊婦歯科健康診査を行っています。さらに、幼児期の歯科健康診査にも対応し、各ページにて詳しくご紹介しております。
大田区妊婦歯科健康診査
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