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糀谷駅・きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック
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離乳食とお子さんのお口事情~食具選びでにっこり笑顔を~

2025年6月25日

1歳6か月児は、平均すると16本の歯が生えていると言われていますが、実際には10本のお子さんもいれば、20本の子もいます。
お子さんそれぞれのペースがあります。

 

市販の離乳食には「対象月齢」がパッケージに書かれていますが、実際のお口の状態とピッタリ合うとは限りません。
例えば「1歳6か月から」と書かれた離乳食は、16本の歯が生えてモグモグ咬むことができる状態を前提に作られています。

 

でも、「うちの子はまだ10本なのに…」なんて焦る必要はありませんよ。
お口の発達も十人十色。ゆっくりで大丈夫です。

 

せっかくお母さんが工夫して用意した離乳食なのに、うまく食べてくれないとちょっとしょんぼりしますよね。
でも、その原因のひとつは「食形態が合っていない」のかもしれません。
対象月齢にこだわらず、お子さんのお口の状態や歯の本数に合わせて、少しずつステップアップしていくことが大切です。

 

さらに、離乳食の進み具合には「食具選び」も大きく関わっています。
スプーンは初期には浅め、後期には少し深めのものに変えていくと、お子さんの「食べる力」を引き出しやすくなります。
太めのグリップのスプーンは、お子さん自身の「にぎにぎの練習」にも役立ちます。
また、食事のときは、お母さんがスプーンをあちこち動かさずに、お子さん自身が上唇を使って「ハムっ」と食べる動きを練習できるようサポートしてあげてください。
この「ハムっ」という動きが、将来のお口の機能アップにしっかりつながっていきます。

 

お子さんがどの程度咬んで食べているかは、日々の食事風景をよく観察するのがポイントです。
すりつぶしたものをゴックンと飲み込むだけでなく、舌や歯茎でつぶしている様子が見えたら、次の段階の固さにチャレンジできます。

 

市販の「対象月齢」はあくまでも目安です。
お子さんのペースに寄り添いながら、楽しく離乳食を進めていきましょう。
焦らずに、お子さんの成長に合わせて工夫していくことが、笑顔あふれる食卓への秘訣です。

 

皆さんが安心して子育てを楽しめるように、しっかりサポートさせていただきます。
当院では食具も実際に用意しているので、ぜひ手に取って試してください。

 


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