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2025年6月10日
こんにちは。
大田区の歯医者【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】です。
女性は妊娠すると、身体のさまざまな部分に変化が現れます。
お口の中もその一つで、妊娠中はむし歯になるリスクが高くなるのです。
ここでは、妊娠中のむし歯予防についてわかりやすくお話しします。
妊娠中は、次のような理由でむし歯にかかりやすくなります。
妊娠すると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が増加します。
これらのホルモンはむし歯菌や歯周病菌の増殖を助けるため、口腔内がむし歯になりやすい環境になるのです。
つわりがひどい時期は、喉周辺が敏感になり、歯ブラシが当たることで吐き気を感じることがあります。
その結果、歯磨きの回数が減り、口腔内が不衛生な状態になりがちです。
さらに、吐く回数が増えると胃酸が歯に触れることでエナメル質が弱まり、むし歯菌が出す酸によって溶けやすい状態になってしまいます。
妊娠中はホルモンバランスの変化に伴って唾液の分泌量が減少します。
唾液にはお口の中の汚れを洗い流す働きがあるため、唾液の量が減ることでむし歯になるリスクが高まります。
妊娠中は味覚が変化する方も多く、人によっては甘いものや酸味が強いものが食べやすくなります。
甘いものは糖を多く含むため、むし歯リスクが高まります。
酸味が強いものを食べるとお口の中が酸性に傾くためむし歯を発症しやすくなるのです。
また、食べづわりなどで頻繁に食事をすることも、むし歯リスクを高めます。
妊娠中にむし歯になってしまった場合は、体調が安定する「妊娠中期」に治療を行うことをおすすめします。
妊娠初期は赤ちゃんへの影響を考慮し、麻酔を使用した治療やレントゲン検査は積極的に行わないことをおすすめしています。
また、妊娠後期になると、お腹が大きくなるため、治療時の姿勢を保つことが難しくなります。
痛みが強い場合は応急処置を行いますので、ガマンせずにご相談ください。
妊娠中にむし歯になると、出産後に子さまにむし歯を移してしまう可能性がありますので、体調に無理のない範囲でお口のケアを行うことが大切です。
妊娠中も定期検診やお口のクリーニングは受けていただくことは可能です。
【きっずぽーと歯科・矯正歯科クリニック】は、大田区の妊婦歯科健康検査(妊婦歯科検診)の実施医療機関です。
妊娠中の方を対象に、無料でむし歯や歯周病のチェックを受けていただくことができます。
在籍している栄養士が、つわり中の食事に関するアドバイスも行っていますので、お気軽にご相談ください。