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2025年8月4日
2022年に日本歯科医学会が行った「子どもの食事に関する調査」によると、多くの保護者の方が「うちの子は噛む力が弱い」「食事にすごく時間がかかる」といった悩みをもっていることがわかりました。
お口の機能は、食べる・話す・呼吸するなど、日常生活に欠かせない大切な働きをしています。
中でも「唇をしっかり閉じる力」や「舌の力(舌圧)」「噛む力(咬合力)」などは、食事のしやすさや、食べ物をしっかり噛み砕く力に関係しています。
これまで、さまざまな研究でこれらの口腔機能の重要性が示されてきましたが、「DIOF(Disorders of Ingestive Oral Function:摂食に関する口腔機能の障害)」という状態については、あまり詳しい研究がされてきませんでした。
このような背景から、「DIOFがあるお子さん」と「そうでないお子さん」とで、咀嚼(食べ物を噛む)ときの筋肉の動きにどのような違いがあるのかといった論文が発表されました。
5〜6歳の子ども41名を対象に、噛むときの筋肉の動きを調べる研究を行いました。
この研究では、色が変わる特別なガムを噛んでもらいながら、コードレスの測定器で「咬筋(こうきん)」と呼ばれる頬の筋肉の動きを記録しました。
また、保護者の方には「お口の機能に関するチェックリスト」に答えていただき、お子さまがDIOFかどうかを歯科医師が判断しました。
その結果、DIOFと診断された子は、そうでない子と比べて、「噛む回数のリズム」や「筋肉の使い方」が明らかに少ない傾向があることがわかりました。
ところが、噛む時間や間隔といった“見た目”では、あまり差が見られなかったのです。
つまり、見た目ではわかりづらいけれど、筋肉の動きにはしっかりとした違いがあることが、この研究から明らかになりました。
こうした研究から、ガムなどを使ったトレーニングや測定が、DIOFの早期発見・サポートに役立つと期待されています。
参照:Investigation of the mechanism of chewing movement in children with developmental insufficiency of oral function. Ikeda Risa, et al. Pediatric Dental Journal 33(1) 61-68(2023.04)
当院でも、噛む力を育てる「ガムトレ」に力を入れています!
楽しみながら取り組める方法で、お子さまのお口の発達をしっかりサポートしていきます。
「うちの子、ちゃんと噛めているかな?」 「うちの子は噛む力が弱い」、「食事にすごく時間がかかる」と気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!