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2025年7月17日
鹿児島大学病院小児歯科の稲田講師らの研究グループは、朝日大学の齊藤教授、海原准教授らと共同で、「あいうべ体操」の子どもの「お口ぽかん(口唇閉鎖不全)」に対する有効性を明らかにしました。
参照:鹿児島大学|子どもの”お口ぽかん”に対するお口の体操の効果を明らかに お口の体操で唇を閉じる力が強くなり、口元の形が改善します>
3~4歳児123名が1年間、幼稚園で毎朝36セットの「あいうべ体操」を実施しました。
「あいうべ体操」とは「あ・い・う」と口を動かし、最後に「べ」と舌を突き出す体操です。
体操をした子どもたちは口唇閉鎖力がより強くなり、口元も引き締まりました。
体操をしなかった子どもと比較すると、体操をした子どもは「お口ぽかん」が見た目にも改善されました。
日本人の子どもたちを対象として、お口ぽかんの有病率を調べた我々の過去の研究では、3歳から12歳までの子どもの30.7%がお口ぽかんの状態であること、その有病率は年齢とともに増加すること、さらに、自然に改善することが期待しにくい習癖であること報告されていました。
この研究では、あいうべ体操をしなかったグループでは、上唇、下唇、上下唇いずれもより前に出る傾向があり、お口ぽかんの状態が見た目でも分かりやすくなる可能性が示唆されました。
このことから、お口ぽかんは積極的に対応するべき歯科の病気であると言えます。
お口ぽかんは、口腔乾燥・むし歯・歯並びの悪化などを引き起こすため、早期の対応が必要です。
この研究で「あいうべ体操」が有効であることが示され、子どもの口腔機能の訓練の重要性が改めて確認されました。
今後は、子どもの口腔機能の発達支援に役立つ体操や訓練の効果検証をさらに進め、健やかな成長を支援していく方針です。
当院では、虫歯だけではなくお口の機能管理にも力を入れています!
お子さまの「お口ぽかん」を改善するため、「あいうべ体操」などのを活用し、口元の筋肉を鍛える取り組みを行っています。
これにより、むし歯や歯肉炎の予防はもちろん、歯並びや全身の姿勢にも良い影響を与えます。
成長に大切なお口の健康を守るため、ぜひお気軽にご相談ください!